十日町音声訳サークル
十日町音声訳サークルは、市報をはじめとする広報誌などを読み上げたものを録音し、目の不自由な方に必要な情報を「声」でお届けしています。
文字だけでなく、写真やグラフ、イラストなど様々な情報をどうしたら「声」だけで分かりやすく伝えることができるか、日々メンバー同士で相談・研究しあい、利用者の方に寄り添った活動を続けています。


●録音作業のようす
(十日町情報館視聴覚ライブラリーにて)

●音訳ルールのベースとなるマニュアル

Q.何をしている団体ですか?
A.視覚障がいのある方の「目の代わり」になって、書いてある文字などの情報を「声」で伝えるために、十日町市の「市報」・「ぎかいだより」や「社協とおかまち」を読んでCDに録音し、市を通して目の不自由な方へお届けしています。
録音した音源は他に市や市議会事務局のホームページ上でも公開されています。

市報とおかまちHP
十日町市議会HP

また、新潟県視覚障がい者情報センターというところからの音訳依頼を受けて、指定された書籍(マンガや雑誌なども含む)の音訳も行ったりもします。
(新潟県視覚障がい者情報センターからの依頼を受けるには、センター主催の講座を修了する必要があります)


●録音で使用しているソフト(プレクストーク)

Q.なぜこの活動をしようと思ったのですか?
A.日本で音訳化が始まったのは、1957年2月(昭和32年)東京都目黒区の中目黒教会婦人部が当時貴重だったテープレコーダーを使って録音して視覚障がい者の特別支援学校に届けたのが最初といわれています。
私達十日町音声訳サークルは昭和52年12月1日設立で、当時は「十日町朗読サークル」という名称でしたが、平成30年(2018年)に今の名称に変更しました。

最初は十日町市社会福祉協議会からの依頼を受けて、カセットテープに録音していました。
現在は十日町市から委託を受けていて、録音作業もパソコンを使って行っています。

44年間諸先輩方により引き継がれてきた、細く長く続くボランティア活動です。


●録音作業ではアクセント辞典なども活用

Q.どのようなメンバーで活動していますか?
A.現在は音訳担当12名、編集担当3名、データコピー担当1名の計16名が当番制で活動しています。
様々な年代・職業の方々ですが、皆さん「目の不自由な皆さんのために」という共通の思いのもとボランティアで活動しています。
なお、同様の団体は点訳・音訳含め県内に40ほどあり(音訳だけで27団体)、年1回総会を開き、近況報告や会計監査などで集まっています。


●勉強会のようす①

Q.いつ、どこで活動をしていますか?
A.【録音】
まず音訳担当が自宅や十日町情報館の視聴覚ライブラリーにて、DAISY(Digital Accessible Information System:アクセシブルな情報システム)という専用ソフトをインストールしたパソコンを用いて録音します。
皆さん仕事や家事などの合間に録音作業をしており、また録音した内容の確認や修正もあるので一度で全てできるものではなく、たとえば市報の音訳録音には大体数日かかります。
その後編集担当が録音データを1つにまとめ、それをコピー担当が必要枚数分CD-Rにコピーして、市役所に届けています。
市報に関しては毎月、紙で各家庭に配布されるのと同じくらいのタイミングで、音訳されたCDも利用者の方へ届くようになっています。

【勉強会】
月一回、原則第二土曜日の午後1時半から2時間程度、十日町情報館のボランティア室にて行っています。
毎回出される課題をみんなで聞いて意見交換したり、一般的な文章の他に、写真・イラスト・グラフ・図などを、いかに正確に伝えるか、読み方の工夫やルールの勉強、アクセントのチェックなどを音訳担当メンバーが中心となり集まって行っています。


●市報朗読のようす

Q.団体の最近の様子について教えてください。
A.この団体は「地味に・細く・長く」がモットーです。

過去2回ほど、十日町高校で出前授業を行い、高校生に録音体験をしてもらったこともあります。

[受賞履歴】
平成2年(1990年)
十日町市社会福祉協議会長表彰
平成6年(1994年)
十日町市民褒章
平成14年(2002年)
新潟県社会福祉協議会長表彰
平成19年(2007年)
ライオンズクラブのライオンズ賞
平成23年(2011年)
県知事表彰
平成28年(2016年)
厚生労働大臣表彰


●厚生労働大臣表彰受賞のお祝い会

Q.活動して感じたこと、思いをお聞かせください。
A.現在、市報などを音訳したデータをCD-Rにして、市を通して利用者の方へ配布してもらっていますが、どのように聞かれているのか、もっとこうしてほしいああしてほしいなどの要望はないかな?と気になっているのですが、そういった利用者の方の様子や声は私たちには入ってきていません。
過去には、実際に目の不自由な方と直接色々お話をさせていただく機会もありましたが、最近はできていません。
対応できるできないはありますが、そういった「利用者の方の声」がもっと聞けるとより聞きやすい音訳ができると思います。


●勉強会のようす②

Q.今後の展望を聞かせてください。
A.技術の習得
理論的には、発行されている書籍数=音訳されている書籍があるべきですが、全然追い付いていないのが現状です。
今はその場で文字を読み取り音声が流れるような機械があったり、AIの技術も進んでいるので、単純な文章だけなら音訳者が一つ一つ録音しなくても良いものもあります。
しかし、やはり固有名詞や名前の漢字の読み、グラフ・写真の説明などまだまだ音訳者が対応しないと難しいものもあります。
もっと多くのメンバーが一般書籍の音訳に挑戦できるようになり、より多くの書籍が音訳化されると嬉しいです。

Q.その他伝えたいことがあればご自由にメッセージをお願いします。
一緒に活動してくれるメンバーを募集しています。
特に条件はありません、どなたでも大歓迎です。
丁寧に教えますので、みんなで一緒に活動しながら覚えていきましょう。

団体情報
目的
書籍の音声訳
活動内容
・十日町市の「市報」・「ぎかいだより」・「社協とおかまち」の音声訳
・新潟県視覚障がい者情報センターから依頼される一般書籍の音声訳
活動日時
・毎月発行される市報等を当番制で音訳
・月一回の勉強会(原則第二土曜日午後1時半から2時間程度)
活動場所
自宅(録音作業)、十日町情報館(ボランティア室での勉強会、編集室・視聴覚スタジオでの録音作業など)
問合せ先
事務局 徳井 090-1666-1897
こんなことできます
十日町情報館にも音訳図書があります
「拡大読書器」・「大活字本」に加え、オーディオブック(耳で聞く本)も用意されています
音訳されたCDを聞くための再生機(プレクストーク再生機)も貸し出すことができますので、借りたい場合は事務局までご相談ください
協力してほしいこと
メンバー募集中です
勉強会の見学も大歓迎!ぜひお気軽にお越しください
(見学の際は事前に事務局までご連絡をお願いします)

バックナンバー
2022年3月  大地の芸術祭サポーター こへび隊

2022年2月  東部地区振興会

2022年1月  石仏・語らいの家

2021年12月  十日町ほっつきあるきの会

2021年11月  十日町音声訳サークル

2021年10月  伊乎乃(いおの)の里・縄文サポートクラブ

2021年9月  明石書道会

2021年8月  十日町市消費者協会

2021年7月  社会福祉法人十日町市社会福祉協議会:フードドライブ

2021年6月  Group 花しごと

2021年5月  特定非営利活動法人ほほえみ

2021年4月  NPO法人日印交流を盛り上げる会

2021年3月  とおかまち随筆クラブ

2021年2月  特定非営利活動法人セーフティネットぼうさい

2021年1月  絞り藍遊夢(しぼりあいゆうむ)

2020年12月  十日町おやこ劇場

2020年11月  だんだん会

2020年10月  芋川遊志の会

2020年8月  特定非営利活動法人ネージュスポーツクラブ

2020年7月  特定非営利活動法人 十いろ

2020年6月  特別非営利活動法人 桂公園こどもランド

2020年5月  未来プロジェクト

2020年3月  十日町健康麻将の会

2020年1月  『越後妻有 おーい!昔』渡辺正範さん

2019年12月  NPO法人ハートケア・ぼちぼち

2019年11月  中条郷土史クラブ

2019年10月  ひのき屋ライブinまつのやま実行委員会

2019年9月  とおかまちあるき実行委員会

2019年8月  えんぴつ彫刻 高橋雅人さん

2019年7月  000(オルト)

2019年6月  やまんなかマルシェ実行委員会

2019年5月  十日町市民吹奏楽団

2019年4月  仁田熊野社神輿会

2019年3月  NPO法人水沢んしょ

2019年2月  フォルトネット

2019年1月  なかよしランド(十日町市中央公民館事業)

2018年12月  上野しちんち楽会

2018年11月  レクダンスサークル


団体情報
・市内NPO法人 (十日町市ホームページ)
・分じろう・十じろう登録団体
・公民館利用団体リンク
・川西公民館利用登録団体一覧
・生涯学習人材バンク
・十日町市社会福祉協議会ボランティア団体一覧