スノーボランティア夢雪隊(むせつたい)
「夢のある雪国の暮らしをみんなでつくる」を目指し、約30年に渡って冬期に屋根の雪ほりを行っているボランティア団体です。
雪ほりは重労働ですが、4つのモットーに沿って楽しくみんなで協力して活動しています。



Q.何をしている団体ですか?
A.スノーボランティア夢雪隊(以下、夢雪隊)は、冬の時期、十日町市の川西地区の老人世帯など自分での雪下ろしが難しい住宅の屋根に登って雪ほりを担当するボランティア団体です。
毎年雪が降る前に事務局と相談してこの冬に活動する対象世帯を決めています。
今年は4軒の住宅の雪ほりを、春まで責任を持って交代で担当します。

夢雪隊は「心は奉仕で、活動はイベント」を合言葉に、「夢のある雪国の暮らしをみんなでつくる」ことを目指して活動しています。

Q.なぜこの活動をしようと思ったのですか?
A.旧川西町地区では昭和60年頃、高齢者世帯が増加したことに伴い、福祉関係者から屋根の雪ほりをしてくれる「ボランティア組織」の待望論が出ました。
しかし様々な課題がありなかなか実現につながりませんでした。
そんな中、阪神淡路大震災でボランティア活動を経験した若者が中心となり、平成7年12月に約60人で「スノーボランティア夢雪隊」を設立しました。
翌平成8年1月14日に初出動してから今年で活動は28年目となります。

Q.どのようなメンバーで活動していますか?
A.現在の夢雪隊は男女合わせて約30名の隊員が4班に分かれて活動しています。
主に商工会青年部OBのメンバーを中心とした「平日隊」と、役場青年部OBや旧YAROUKAI(青年団体連合会)を中心とした、土日に出動する「休日隊」で構成されています。

お揃いのユニフォームは明るく派手(ローズピンク)にすることで、視認性を高くし事故防止対策にもなっています。




Q.団体の最近の様子について教えてください。
A.例年、1軒あたり4回位出動がありますが、その年その年で降雪量も違い、急な出動要請やドカ雪への対応など、隊員自身自宅の雪ほりもある中で、なかなか大変な時もあります。

近年は夢雪隊メンバーも高齢化や人数の減少などの課題があり、新しい隊員の確保が重要と考えています。

Q.活動して感じたこと、思いをお聞かせください。
A.夢雪隊には4つのモットーがあります。
①“楽しんで参加する”
雪ほりは重労働、でも除雪ボランティアは半分スポーツ、イベント感覚で楽しく!
→自宅以外のお宅の屋根に上がれる絶好のチャンス!

②“無理をしない”
参加できるときに参加し、「やらねばならぬ」式の無理な使命感は持たない。
 →相手は雪、突然やってくるので出動依頼も突然!でも予定があれば次回以降参加でOK、大事なことは「継続」すること

③“みんなでやる、一気にやる”
なるべく大勢で一軒の家の雪ほりにあたる。
 →短時間(一軒1時間から2時間)で終わり、体力を消耗しないことで、雪ほりがいやにならず、帰ってから自分の家の雪ほりができるし、隊員間の連帯意識もうまれる

④“「気持ちの品」は受けない”
「せめてもの気持ちです」は、文字通り「気持ちだけ」受け取る。
 →「お茶くらい」が「酒くらい」に、最後は「お金」や「ごっつぉ」になる、受け取る/受け取らないの線引きができない以上、一律「受けない」が一番!

生活が便利になっても、毎年冬になれば雪は降ります。
今後もこのモットーに沿ってみんなで協力していきたいですね。








Q.今後の展望を聞かせてください。
A.夢雪隊の最終目標は「夢雪隊の解散」です。
解散といっても今後も冬になれば雪が降ります。
ですが、夢雪隊のようなボランティア組織がなくても、近所や親戚などで助け合って雪ほりができる、夢雪隊がなくても成り立つ社会になれるように実現に向けて動くことも、我々夢雪隊の活動のひとつかもしれないと考えています。



団体情報
目的
「夢のある雪国の暮らしをみんなでつくる」
活動内容
老人世帯などの住宅の屋根の雪ほり
活動日時
冬期
場所
主に川西地区
問合せ先
事務局
十日町市社会福祉協議会 川西支所
電話:025-768-3343
協力してほしいこと
新規隊員を募集しています

バックナンバー
2023年2月  まちなか手芸部まちなか手芸部

2023年1月  妻有の里 地域医療・地域ケアを支え隊(病院を応援し隊)

2022年12月  絵手紙サークルつわぶき

2022年11月  スノーボランティア夢雪隊(むせつたい)

2022年10月  焼物クラブ

2022年9月  十日町Unity(ユニティ)

2022年8月  デジカメしよう華(か)

2022年7月  十日町市ロケ応援団

2022年6月  若葉絵(わかばかい)

2022年5月  特定非営利活動法人 らいぶフォーラム

2022年4月  公益社団法人 十日町地域シルバー人材センター

2022年3月  大地の芸術祭サポーター こへび隊

2022年2月  東部地区振興会

2022年1月  石仏・語らいの家

2021年12月  十日町ほっつきあるきの会

2021年11月  十日町音声訳サークル

2021年10月  伊乎乃(いおの)の里・縄文サポートクラブ

2021年9月  明石書道会

2021年8月  十日町市消費者協会

2021年7月  社会福祉法人十日町市社会福祉協議会:フードドライブ

2021年6月  Group 花しごと

2021年5月  特定非営利活動法人ほほえみ

2021年4月  NPO法人日印交流を盛り上げる会

2021年3月  とおかまち随筆クラブ

2021年2月  特定非営利活動法人セーフティネットぼうさい

2021年1月  絞り藍遊夢(しぼりあいゆうむ)

2020年12月  十日町おやこ劇場

2020年11月  だんだん会

2020年10月  芋川遊志の会

2020年8月  特定非営利活動法人ネージュスポーツクラブ

2020年7月  特定非営利活動法人 十いろ

2020年6月  特別非営利活動法人 桂公園こどもランド

2020年5月  未来プロジェクト

2020年3月  十日町健康麻将の会

2020年1月  『越後妻有 おーい!昔』渡辺正範さん

2019年12月  NPO法人ハートケア・ぼちぼち

2019年11月  中条郷土史クラブ

2019年10月  ひのき屋ライブinまつのやま実行委員会

2019年9月  とおかまちあるき実行委員会

2019年8月  えんぴつ彫刻 高橋雅人さん

2019年7月  000(オルト)

2019年6月  やまんなかマルシェ実行委員会

2019年5月  十日町市民吹奏楽団

2019年4月  仁田熊野社神輿会

2019年3月  NPO法人水沢んしょ

2019年2月  フォルトネット

2019年1月  なかよしランド(十日町市中央公民館事業)

2018年12月  上野しちんち楽会

2018年11月  レクダンスサークル


団体情報
・市内NPO法人 (十日町市ホームページ)
・分じろう・十じろう登録団体
・公民館利用団体リンク
・川西公民館利用登録団体一覧
・生涯学習人材バンク
・十日町市社会福祉協議会ボランティア団体一覧